老師《らおしー》の玉手箱

先生方が玉手箱の中にしまっておきたいような大事な思い出話をしよう!という老師《らおしー》の玉手箱。

クリスマス2

さて前回、クリスマスの説明をするために中国の日めくりをご覧いただきました。上半分はサンタの絵でしたが、下半分には中国語でいろいろ書いてあります。今回はこの部分をちょっとご紹介いたします。


まず、「初三」は3日のことです。この年の12月25日クリスマスは旧暦では12月3日にあたるということです。

その左下の「一九第四天」はなんでしょう。私も最初なんのことかよくわかりませんでした。「一九の4日目」という意味ですが、「一九」が何を指すのか不明です。

前後の日を見ると「一九の3日目」、「一九の5日目」とあります。 日めくりをさかのぼってみると、12月22日に突然「一九の1日目」が現れることが分かりました。そして「一九の2日目」、「一九の3日目」・・・と続き、「一九の9日目」の次が、「二九の1日目」になっています。その後同じように「二九の2日目」から「二九の9日目」まで続き、次が「三九の一日目」になります。

さあ、だんだんルールが分かってきました。9日ごとにサイクルになっているんですね。ここで「一九の一日目」をもう一度見てみると、その日は12月22日「冬至」とあります。そして3月の中旬「九九の9日目」=81日目で終わります。

日めくりをずっとさかのぼると、3月12日が前回の「九九の9日目」だったことが分かります。

ではこの九九とはなんでしょう?
興味のある方は「中国 冬至 九九」をキーワードに調べてみてください。

じつはこれは、冬至の日を起点に、春が来るまでの日数=81日を9日サイクルで数える数え方だったのです。「九九歌」というのもあって、9日ごとの季節の移り変わりが、リズミカルな歌詞で歌われています。待ち遠しい春がやってくるのを一日一日指折り数えて待っていたのでしょう。

ちなみに日めくりの一番下のコラムは「豆知識」です。生活の知恵、健康法、小話などが毎日載っているのですが、12月25日は「料理紹介」です。「ほうれんそうの生姜汁かけ」という料理が紹介されています。

ゆでたほうれんそうに、すりおろした生姜と調味料を混ぜてかける、というシンプルな料理ですが、ビタミンCが摂取できますし、生姜で体が温まりそうです。

では最後にクリスマスの文章をひとつ。
中国人留学生に書いてもらいました。文学的な一篇です。日本語の意味は次回。

圣诞节在记忆的波涛中总是弥撒着迷人的幽香,永远都是这样。刚刚打完雪仗的我们,稚气十足,给圣诞节丰盛的佳肴再添一道美
味。漫步街头,踩着脚下未肯融化的寒雪,我们在领略大自然和历史带来的礼物。社区内圣诞树巍然屹立,五彩缤纷;霓虹灯闪烁不断。夜幕降临,城市被雪和绚丽的色彩所笼罩,月光也黯淡了。

圣诞,你这西方的移民者,曾有多少欢笑寄托在我们新一代年轻人身上?你是雪,腊梅开的时候默默地来,默默地去。你是风,无影无踪却引爆节日的笑声。你还是纯洁的心,在日益肮脏的角落越显越亮。你在雪地里掷下童稚的笑,融化片片雪花,融化人们内心深处的碎片。她的名字叫圣诞,她曾有的辉煌灿烂镌刻在我心底。记住了她的模样,更记住了她的微笑。在以往圣诞节幽雅的气氛中,谁不会受感染呢?依稀记得那笑声随腊梅开,随腊梅落。

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