老師《らおしー》の玉手箱

先生方が玉手箱の中にしまっておきたいような大事な思い出話をしよう!という老師《らおしー》の玉手箱。

中秋節 その1

今年は日本全国が記録的な猛暑に襲われました。気候が穏やかな静岡も今年は8月中旬から下旬にかけて30度を超える真夏日が連続しました。 それでも9月に入ると朝晩の空気がひんやりとしてきましたし、ヒグラシやスズムシの鳴き声に秋の訪れを感じるようになりました。

さて、秋になると夜空に月の光がひときわ皓皓(こうこう)と輝くようになります。「お月見」の季節ですね。日本では「仲秋の名月」といいますが、正確にはいつを指すのでしょうか。

前回中国の「教師節」を紹介しました(「節」は祝日の意味です。中国の祝日はたいてい「~節」と呼ばれます)。教師節は9月10日ですが、これはいわゆる太陽暦(新暦)です。中国の祝日には近代になって決められた新暦の祝日と伝統的な祝日、太陰暦(旧暦、中国では「農暦」と言います)の祝日があります。

お月見を中国では「中秋節」といいます。中秋節は旧暦の8月15日です。旧暦は月の満ち欠けに基づいているので、ほぼ毎月15日が満月(十五夜)になります。旧暦では1月から3月が春、4月から6月が夏、7月から9月が秋、10月から12月が冬になります。7月8月9月が秋なので、その真ん中、8月は「中秋」となり、8月15日が「中秋の名月」になるというわけです。

中国で買った万年暦。1901年から2100年の200年分の新暦と旧暦が対照表になっています。

2013年から2014年のページ。2013年は2月10日が旧暦のお正月、9月19日が旧暦の8月15日(中秋節)になっています。

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