ワンポイント講座

◎ 「~させる」の表現 -兼語文-

兼語文”とは、動詞が2つある文において、前の動詞の目的語が後ろの動詞の主語になっている文を言います。

妻子 让 丈夫(妻が夫に言いつける)
丈夫 做 晚饭(夫が夕飯を作る)

一文にまとめると、
妻子 让 丈夫 做 晚饭  (妻は夫に夕飯を作らせる)・・・となります。

この文では「丈夫」が前の動作「」の目的語であると同時に、後ろの「做晚饭」の主語となっています。ひとつの語が目的語と主語を兼ねているのです。

使役の表現はいろいろあります。
妈妈我去买东西。 母は私を買い物に行かせる。
你来了?  誰があなたを来させたの?(=誰があなたに来るように言ったの?)
我们李先生讲话。 私達は李さんにスピーチをしてほしいとお願いした。
这件事儿使我很感动。この出来事は私を感動させた。

日常会話でよく使われる表現もあります。
你久等了。 お待たせしました。
人生气! 本当に頭に来る! 
*受動的な感情について、よく使役の形が使われます。

「叫」にはより積極的に「~させる」といった意味合いが込められます。つまり、上の立場から相手に何かをさせるというニュアンスです。
」は「叫」よりも少し柔らかめな表現になります。
」を使うとより丁寧な表現になります。「叫」とは逆に、相手に何かをしてほしいとお願いする感じになります。
「~するように言う(お願いする)」と訳す方が自然な表現になることもあります。
また、書き言葉では「使」や「令」が使われることもあります。

「叫」「让」「请」の使い分けで、両者の立場が変わります。うまく使い分けてみてください。

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