ワンポイント講座

◎ 方向補語  ~その1~

動詞の後に置き、動作に方向性を持たせます。方向補語になることができる単語は決まっています。

<単純方向補語>
「 来 」「 去 」 または、 「 上 」「 下 」「 」「 出 」「 回 」「 过 」「 起 」 を動詞の後ろに。

例: 走+「去」= 歩いて 行く跑 +「 进 」= 走って 入る

<複合方向補語>
上記を組み合わせたものを動詞の後ろに。
上来  下来  进来  出来  回来  过来  起来
上去  下去  进去  出去  回去  过去

(= 手に持つ ) 」に複合方向補語をつけると・・・
拿上去 ( 手に持って上って行く ) 拿出去 ( 手に持って出て行く )
拿下来 ( 手に持って下りて来る ) 拿回来 ( 手に持って帰って来る )
拿过去 ( 手に持って向こうへ行く ) 拿起来 ( 下にある物を取り上げる )
・・・など、いろいろな表現になります。

※ 目的語がある文の場合。
目的語は、 基本的には「来」「去」のすぐ前に置きます 。 ( 単純方向補語では、動詞の直後、複合方向補語では、 「上」「下」「进」「出」「回」「过」「起」の直後です )

1) 目的語が 一般事物 で、数量詞などがついていたり、「了」を伴った文の場合は、「 来 / 去 」の後にも置けます。
词典。  (辞書を持って行きなよ。 )
他从钱包出来五快钱 。 ( 彼は財布から 5 元を取り出した。 )
他从钱包。 (彼は財布からお金を取り出した。 )
→ 目的語が単純なものは「来 / 去」の前に置くことが多いようです。

2)目的語が 場所を表す語 の場合、必ず「 来 / 去 」前に置き、後に置くことはできません。
老师走教室。 (先生が教室に歩いて入って来る)× 老师走 进来教室
他跑2楼。 (彼は 2 回に駆け上って行った) × 他跑上去 2 楼了

3) 場所目的語と一般事物目的語を同時に使用するパターンでは、 介詞「把」を使って事物目的語を動詞の前に置きます 。
那些东西带回日本去了。 (彼はそれらの物を日本へ持ち帰った。)
杯子拿过我房间来。 (コップを私の部屋に持ってきてください。)

 

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