ワンポイント講座

◎ 場所が主語になるとき(「存現文」)

ある場所をテーマとして、そこに存在するものを言ったり、何かの現象が現れたりすることを表現したいとき・・・

银行对面一家商店。  : 銀行の向かいにお店が一軒あります
桌子上放着一本小说  : 机(の上)に、小説が置いてあります
那里住着一位老太太  : そこには一人のおばあさんが住んでいます
今天我们班来了一个新同学: 今日私達のクラスに新入生が来ました
前边开过来了一辆黑车 : 前から黒い車が走ってきた

このように、日本語とは異なる語順になります(場所+動詞+事物/人)。

また、場所をあらわす言葉が真っ先に来ますが、「在~(~には)」や「从~(~から)」などの介詞は付きません。そのかわり、“主語=場所をあらわす言葉”、これは日本語よりも厳格です。例えば「壁に時計が掛かっている」と日本語では言えても、中国語では「墙挂着钟」ではなく、「挂着钟」と言わなければなりません。「家」「学校」「房间」など、それが場所を指すと連想させるものには特に付けなくても構いませんが、一般事物を場所詞にする場合は、後に「上」とか「里」を付けることをお忘れなく!
*なお、人を表す名詞の場合は、「这儿」や「老师那儿」となります。

この表現は、「発話の時点ではじめて知り得た情報」を言う表現ですので、いくつもの情報を詰め込むことはできません。従って、最後に来る目的語には特定の事物を置くことはできません。
× 桌子上放着那本小说。→ ○ 那本小说放在桌子上。  
× 今天我们班来了她。 → ○ 今天她来了我们班。
               ○ 今天我们班来了新同学,是她。  

※ 自然現象は、必ずこの表現になります。(主語はふつう付きません。)
下雨 (雨が降る) 下雪(雪が降る) 刮风(風が吹く) 打雷(雷が鳴る)

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