ワンポイント講座

◎ 外来語の話 ~その1~

ひらがな・カタカナやアルファベットのような発音を伝達する文字が無い中国語。 では、いわゆる「カタカナ用語」は、中国語ではどのように表現するのでしょうか?

  1. 音による当て字   
    本来の発音になるべく近い発音の漢字を当てる。漢字本来の意味はほぼ無視されます。   
    * 固有名詞(人名・地名)に多いようです。  
    例)  巴士 ba<1>shi<4>(=バス)
      巧克力qiao<2>ke<4>li<4>(=チョコレート)
  2. 意訳する
    ナルホドと納得するものから、ダジャレのようなものまで・・・?   
    例) 快餐(=ファーストフード) 热狗(=ホットドッグ)
  3. 音訳&意訳 (漢字のイメージを考えたもの)
    * 商品名・企業名に多いようです。  
    例)可口可乐 ke<3>kou<3>ke<3>le<4>(コカコーラ)
     雪碧 xue<3>bi<4> (スプライト)

こういった外来語は、まずは新聞・雑誌、現在ならインターネットなど、さまざまなメディアで、それぞれの訳語を使って表現されますが、表現は徐々に淘汰され、統一されていきます。そしてある程度時間が経った後に『人民日報』などの有力メディアで採用されたものが、表記として定着する傾向にあるようです。ですから、同じ単語でも地域やメディア、または時間の推移によって、表現が異なる場合もあります。
例)
“マイク”・・・以前は、音訳の「麦克风(mai<4>ke<4>feng<1>)」が使われていましたが、現在は「话筒」と意訳することが多いようです。
“チョコレート”・・・「巧克力」「朱克力zhu<1>ke<4>li<4>」と2種類の表記あり。

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