ワンポイント講座

◎ 形容詞述語文について

中国語で形容詞が述語になる場合、平叙文ではその形容詞が「どの程度そうなのか」まで表現しなければなりません。

「彼(=他)は忙しい(=忙)」を例にして、どの程度忙しいかを表現してみましょう。   
他非常忙(=非常に忙しい)他比较忙(=わりと忙しい)他不太忙(=あまり忙しくない)  

波線で示した語は「程度副詞」と呼ばれ、形容詞述語文には不可欠の要素です。

しかしこれでは、「彼は忙しい」というフラットな表現ができず、ちょっと不便ですね。その場合は、『(hen3)』という程度副詞を使い、「他很忙」とします。

』はもともと「とても~だ」という意味ですが、形容詞述語文に使う場合には、その意味が薄れ、文章としての形を保つための装置として機能します。
私たちが着る服に置き換えると、「」はいわば普段着です。目立たなくてもないと困るもの。そんなイメージで捉えてみるといいかもしれませんね。

<注意>
* 別の何かと比較するような表現をする場合は、逆に程度副詞は使えません。
例)
他今天忙,明天不忙。(=彼は今日忙しいが、明日は忙しくない)
他工作比我忙。(=彼は仕事が私より忙しい)

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