ワンポイント講座

◎ 動詞述語文の否定 -「不」と「没」-

「不」と「没」を大雑把に比較してみましょう。

  • 「不」: 現在~未来ずっと「…しない」
    動作を行わないことを表し、しばしば行為者の意思が反映される表現になります。
  • 「没」: 過去~現在まで「…ていない」、またはピンポイントで「…しなかった」
    発話の時点で、動作が実現していないことを表し、未来のことには言及しません。
  

「ご飯食べた?(=你吃饭了吗?)」には「没吃饭」、
「ご飯食べようか?(=我们吃饭吧)」では、「不吃饭。」と答えるのが自然です。
もし「吃饭了吗?」と聞かれ、うっかり「不吃。」と返してしまうと、「怎么了?不舒服吗? (どうしたの?具合悪いの?)」と心配されてしまうかも??

<注意>
  ※「没」はあるピンポイントにおいて動作が実現しないことを示します。
ですから、「一般」「常常」「毎天」などの恒常性を示す語があれば、たとえ過去のことでも「不」で否定します。また、「是」「认识」「喜欢」「像」「知道」など、動作を表さない動詞には「没」は使えません。(前回『動詞述語文の否定 その1』参照)

 ※ 動詞に「了」「」「」がある場合は、必ず「没」で否定します。
    你吃饭了吗? --- 我没吃饭。(ご飯食べた?--- 食べてません)
    他没去过日本。(彼は日本に行ったことがない)
    我今天没带着雨伞。(私は今日カサを持っていない)

 


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